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60才を過ぎても元気いっぱい 手づくり作品で生きがいを
−刻字・やきもの・けやき製品− 藤岡町のながい工房
豊田市より国道419号線を約30分北上、『ながい工房』は藤岡町の戸数17戸の御内平の里にあります。誕生したのは10年前、教員を定年退職した永井昌(まさる)さんを中心とした集まりです。陶芸をはじめとして、けやき板の刻字、テーブル、椅子、衝立などの作品がつくられています。
年1回の工房展には1年間の作品が展示され、その数1千点以上、豊田市をはじめ近隣から多くのファンがおしかけます。今回は『ながい工房』の活動について永井昌さんに紹介していただきます。
【ながい工房の仲間たち】
小川忠司 陶器のこま犬づくり専門です。10年間に何百匹作ったか。一匹として同じ顔のものはありません。今では目をつむっていても手が動くとか。それでも気に入ったものは数えるほどしかありません。
永井茂郎 昌の弟です。陶芸では一番の先輩です。ろくろ製形で食器や茶器を作っています。
籏 富男 酒好きで自分のぐい呑みが作りたくて仲間に入りました。今では酒器どころかあらゆる作品を手がけ研究熱心です。
内山 博 仲間に入って2年目、一番若いだけあって意欲的です。美術科(彫刻)出身で、造形的な作品を得意としています。
永井 昌 最後に本人、自宅の裏山に工房と展示場を作り10年になります。陶芸は主として壷、それもろくろは使わず、手びねりで、味を出すよう心掛けています。陶芸以外に、けやき板の刻字額、けやきテーブル、衝立など木工も行なっています。
【感性を生かしたやきものづくり】
作品づくりの課題は、市販の陶器や陶芸家の作品にとらわれず、自分のカラーをいかに表現するかというところにあります。それぞれの過去の生活の中で培われた感性を生かして、自分の作品を作ることができたらと思っています。
やきものは土(粘土)と釉薬と炎による合作だと言われていますが、その中で自分を表現することのむずかしさを感じています。
さいわい、藤岡町は陶器原料の産地です。近くの山内陶料さんから粘土を、長石工場を営む鈴木さんから釉薬の材料を提供していただき、また技術的なことなども相談に乗っていただいています。
御内平窯(みうちだいら・部落名)の名前にはずかしくない作品づくりに、これからも努力していきます。
【木の王様『けやき』に魅せられて】
ながい工房は、木工の設備も一通り整っています。私がけやきの美しさにふれたのは刻字をはじめてからです。ひのき、すぎ、かつら、くりなどの板に文字を彫ったときと、けやきの板に彫ったときとでは文字の姿が違って見えます。けやきは文字を負かします。けやきに負けない文字を書くこと、いわば、けやきへの挑戦が私の刻字です。けやきの強さ、美しさに負けない文字を書くことは、けやきの板と対面したときに始まります。お茶教室の額、床の間や玄関の文字額、衝立、武道館の額など数多く製作してきましたが、板を削ってからでないと文字は書けません。
そんな中で、和食レストランの看板を依頼された時は苦労しました。私の作った看板によって店の繁栄が左右されるかも知れません。大きく厚いけやき板とそれに負けない文字、何回も何回も書きました。店頭にかかげられた刻字看板を見て、お客さんが入りたくなるような作品づくりが私の願いでした。その店は私の製作した看板をつけてから今年で5年余りになりますが、繁盛しているとのこと、ひと安心です。
【年1回の工房展】
昨年は11月7日から4日間、10回目の工房展を開催しました。10回にもなりますとお客さんの大半は顔なじみです。『今年も来ましたよ。元気なので安心しました。』こんな言葉が最初のあいさつです。
年1回ですが毎年続けていくこと、これが私たちの願いです。見ていただいて、ああだ、こうだ、と批評していただくことが次の年への仕事のエネルギーです。
ながい工房・御内平窯
ところ 西加茂郡藤岡町大字深見御内平
電話  0565-76-2652
責任者 永井 昌
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